不動産投資をされている方の中には、自己資金よりも多くの資金を扱える『レバレッジ効果』を活用して投資されている方も多くいると思われます。
銀行からの借入金を用いた『レバレッジ効果』で自己資金の数倍の取引も行うことが可能ですが、場合によっては、借入れに対する金利が上昇し、思わぬリスクとなって降りかかってくることがあるので注意が必要です。
返済方法で最もメジャーな『元利均等返済』の場合、毎年の返済額は同額でも、最初の年は利息分が占める割合が多くなっているため、数年で途中解約してしまうと多くの債務が残ることになってしまいます。
また『変動金利型のローン』の場合、金利の上昇に備える必要があります。
2016年から導入されている「マイナス金利政策」により、2019年時点の日本は空前の低金利状態です。
いきなりの大幅な金利上昇は考えにくいですが、今後徐々に金利が上がっていく可能性は十分考えられます。
そのため、ローンを利用する際には、金利の上昇リスクをしっかりと考慮した上で余裕を持った返済計画を立てることが重要となってきます。さらに、資金に余裕のある時には「繰り上げ返済」で、残りのローン期間や利息分の削減をしていくことも大事です。