毎月のインカムゲインによる安定した家賃収入が、不動産投資の大きな魅力だと伝えましたが、もう一つ、投資する物件が場合によっては転売して収益を得られるキャピタルゲインも不動産投資の大きな魅力といえます。
バブルの頃はこのキャピタルゲインによる不動産売買投資が流行りましたが、アベノミクスで経済成長が期待できるこれからにおいても、このキャピタルゲインを目的とした不動産投資は特に有効になってくるかも知りません。ただし、このキャピタルゲインを目的とした不動産投資はその道のプロでさえも下手をすると失敗をするリスクがはらんでいるため、容易ではなく、非常に難しいといえるでしょう。
そして資金繰りの面においてもキャピタルゲインが目的の投資となりますと、銀行から融資を受けるのもインカムゲインに比べて難しくなります。ただし、このキャピタルゲインによる収益は、決して無視できるものではありません。
なぜなら、うまくいったときは一度に大きな収益を手にすることができるからです。
したがって理想の形としては、インカムゲインを続けて、その延長線上で物件価値が上昇して売却できた。そういうのが最高の形といえるでしょう。
基本スタンスとしては家賃収入などのインカムゲインで不動産投資を行い、その延長でキャピタルゲインのことを想定するという手法が良いと言えます。